「唯一無二の存在」という運命の人に憧れている方がスピリチュアル界で大変流行しています。
そもそも「唯一無二の存在」ってなんでしょう?
魂の片割れとか
宇宙でたった1人の存在とか
最上級の運命の人とか
いろいろと表現されることが多いですが,申し訳ないのですがあれらは全て幻想で,お花畑的脳内構造が作り出した虚像です。
「魂の繋がり」
「意識の繋がり」
「心の繋がり」
目に見えない幽界と言われる領域は確かに存在します。
ですが,その幽界の存在は「動いた先に視えてくる悟り。」
つまり試練や苦難の先に視えてくる幽界と顕界(目に見える世界)に出たり入ったりする世界観のこと。
それこそがスピリチュアルの最大の醍醐味であり,面白いところです。
ちょっと話が脱線してしまいました。
スピリチュアルお花畑の「唯一無二」という存在は,本人の努力もせずに
「魂」という他人任せの責任転嫁に過ぎません。
要は視えない世界をいいことに,好き放題の自己都合解釈と正当化をして現実逃避をしているということです。
お花畑ではなく、これを現実世界へと落とし込むとですね、
「唯一無二」というのは
代替品のきかない、大変珍しく、自分軸を持っていて、自分の哲学を持っている。
「自分」を生きている人のこと。
人は当然ですが、十人十色です。全ての存在が尊く、special oneです。
でも,常識や固定概念という枠に自らを当て嵌めようとする行動によって,
たくさんの似通ったコピー人間,代替人間に自ら成り下がろうとしているわけです。
とっても勿体ないですね。
もともとは各々が持っている魂は,全てがspecial one且つonly one。
それが,地球上で長く生きると長いものに自ら巻かれようとしたり,majority側つまり多数側が
「安全」「無難」「非難もされない」「リスクもない」
そう思い込んでしまって,魂で生きることを自ら拒否しているに過ぎないのです。
世間体や常識に縛られて,不安と恐怖心が魂で生きることを阻害するのですね。
自ら代替可能な人間に成り下がろうとしている行動を無意識にとっているんです。
AIがどんどん発達していけば,いずれこの真意がわかるはず。
大切なことは,
自分の気持ちに素直で正直でいること。
誰になんと評価されようが自分を貫き通すこと。
人と比較しないこと。
つまり「自分を生きる」ということです。