今日は友人とこの話題になりました。
皆様はADLとQOLというワードをご存知ですか?
ADL:activities of daily living 日常生活動作
QOL;quality of life 生活の質
という意味があります。
医療に従事している方々にとっては、とてもポピュラーな用語でして。
例えば
がんの末期の患者様に対して、痛みをコントロールすることによって痛みで制限された行動、
手を動かす、足を動かすなどの日常生活動作の範囲を広げることをADLの向上。
長い入院生活で閉じ込められた生活から、自宅に帰宅したり、外泊など生活の幅を広げたり、環境を整えることによって閉鎖された空間などから、環境を快適な空間を提供することによって生き生き楽しいライフスタイルを考慮することをQOLの向上。
このような感じです。
今日は外資金融会社に勤める友人という全く違ったフィールドにいる彼女から、このワードを聞いたときにメディカルフィールドという狭い社会から、普通の社会にこの言葉が広がっているのだと感じました。
生活の質をあげるということは、私腹を肥やすことでもなければ、贅沢をすることでもありません。
稼ぐことでもなければ、お金持ちになることでもないんですね。
QOL向上というのは、自分の心に従って、思うまま自由に生きること。
つまり魂の生き方をすることです。
子どもや自分の大切な家族、社会のために農薬や化学薬品を使用しない健康に配慮した野菜を作りたい。
そんなビジョンがあったとします。
ですが、現在は都内近郊でごく普通のサラリーマン。
やりたくもない営業や事務をして、年収1000万。
勇気を出して脱サラ!地方で農業を開始する!
初年度はマイナスの赤字。でもやっていることが楽しくて仕方がない。
これこそがQOLの向上です。
ある知人の子は、
インターナショナルスクールに通わせていました。
ですが、自分の美容や娯楽代がないので、子どものインターを辞めさせたそうです。
子どもも行きたくない様子だし、バイリンガルのご主人に英語を教えてもらった方が合理的だと考えたそうです。
子育てに対する投資も大切ですが、自己犠牲は長期的目線で見た時に子どもの心の成長に大きく影響します。
世の中には子どもの塾代を捻出するために自分の美容や娯楽を全部我慢する両親もいらっしゃるそうですね。
それはQOL目線で申し上げればQOL低下といいます。
もっともっと社会的役割を重んじるよりも、あなた様の幸せ探求に貪欲になってもいいのではないでしょうか。